理学療法士学生が実習前に勉強すべきこと7選!【現役PTが解説】

理学療法士の学生が実習前に勉強すべきこと理学療法士

理学療法士を目指している学生です!
実習前って何を勉強すればいいんですか!!
全部復習しようと思ってるんですけど優先順位を教えてください!!!

全部復習するのも良いですが、非効率ですよね。
なので効率よく勉強できるように優先順位をつけてみました!

今回は理学療法士の実習前に勉強すべきことを解説していきます。

実際に僕が実習前にやったこともご紹介します!

本記事の内容

  • 理学療法士の実習前に勉強すべきことがわかる
  • 実際に僕が実習前にやったことがわかる
かける
かける

この記事を書いている人はこんな人!                 

  • ブログ歴9ヶ月
  • 理学療法士3年目
  • ストレスで2年目に転職を経験
  • ブラック病院からホワイトクリニックへ
  • 理学療法士の給料に納得できず副業中
  • 1ミリでもサポートできればと思いブログ創設

理学療法士の実習前に勉強すべきこと

実習前に勉強すべきこと!
出来るだけ網羅しましょう。
  • 勉強内容は実習先施設に合わせる
  • 解剖学
  • 運動学
    評価(筆記、実技)
  • 各疾患学
  • FIMやBIについて
  • 文献を読み漁る

勉強内容は実習先施設に合わせる

人それぞれ勉強内容が異なります。

わかってるかもですが、

  • 整形外科=運動器系
  • 脳神経外科=脳神経系
  • 消化器系=消化器疾患系

といった感じでそれぞれに合わせて勉強すべきです。

整形外科の病院に行くのに消化器の勉強をしても効率悪いですよね。。。

確かに消化器系の既往を持った患者さんはくるかもですが、それ以前に整形外科の患者さんの方が圧倒的に多いです。

なので事前に実習先施設がどんな患者さんを診ているのか確認しましょう。

疾患の知識はもちろん疫学なども頭に入れておくとバイザーからの質問攻撃に耐えられそうです!

解剖学

基本中の基本です。

解剖学は一年生の頃に勉強しましたね?

実習を控えているあなた!どこまで覚えていますか?

一年生の頃のレジュメを見たら

「あ〜!こんなのあったわ!!!」

ってなるはず!

バイザーはそんなところをついてきます。w

意外と一年生の頃に勉強した内容ってかなり重要なんですよね。

最低でも解剖学は完璧にしましょう。
解剖を知らずして医療者にはなれません!!

運動学

理学療法士といえば運動学!

理学療法士は主に運動療法を行う職種です。

元々は医師が行っていましたが、分業化されたことにより理学療法士が生まれました。

なので医師は解剖学に強く、理学療法士は運動学に強いのです。

カンファレンスで会話していると結構運動学について怪しそうな雰囲気の医師がいます。

でも、手術や画像所見などの解剖学の話になると今度は僕らが顔を曇らせます。w

お互い、一長一短といったところですかね。

物理学とかはほどほどで良いので、テコの話とか関節の運動方向、モーメントの話を復習すると良いです。

評価(筆記、実技)

実習で一番大事な部分です。

理由は、

  • 学校に患者さんはいない
  • 唯一実演できる機会だから
  • フィードバックしてくれるメンターがいる

こんな感じで一気にレベルアップできる大チャンスなんです!

こんな最高な機会を勉強不足で臨みますか?

勿体無さすぎますよね!

とはいえ、実技は絶対に怒られます。。。

理由は、

  • 技術が未熟
  • 現場に慣れていない
  • 経験したことがないから

です。

絶対に怒られるのならいっそのこと割り切って、「怒られるの大歓迎!僕をもっと成長させてください!」くらいの気持ちで行くのが良いです。w

各疾患学

これを勉強しないと何しに来たの?って言われちゃいます。

「この患者さんのこの症状は何ていう症状だっけ?」

「。。。」

こうなったらもう大変です。

目つけられること間違いなし!!!

なのでしっかり勉強していきましょう!

  • 循環器なら循環器
  • 整形外科なら整形外科
  • 脳神経外科なら脳神経外科

勉強内容は、

  • 疾患の定義
  • 代表的な症状
  • 疫学や予後因子
  • 治療(手術、保存、リハビリ)
  • リハビリ内容

でOKです!

全部は無理!!って方も最低限のことを覚えておけば学習意欲があるなって思ってくれてバイザーも見逃してくれます。
なので一単語だけでも良いので言えるようにしておきましょう!

FIMやBIについて

どの施設でも必須になる知識です。

「え、スポーツ系には必要なくないですか?」

いや、関係あります。

具体的には、

  • 松葉杖をついたら点数が下がる
  • 怪我で手術した選手なら誰もが経験する
  • 大きな手術だと車椅子生活になる

こんな感じで選手のADLが下がる要因はあります。

他に、維持期や生活期の施設だとFIMの改善は難しいですが患者さんを知る上では重要です。

患者さんが今何に困っているか、何を改善したいかを相談しやすくなるのでFIMやBIは重要なんです。

FIMを使うかBIを使うかは施設によって違います。
なので、ADLを確認する際は事前に確認しておきましょう。

文献を読み漁る

この時間は1〜10%くらいで良いと思います。

あまり文献を引用させられる機会はありませんが「文献の見方」を勉強しておきましょう。

稀にバイザーから文献を見せてくれることがあったりします。

さらに、有名な研究者の名前を知っていればバイザーも「こいつやるな!」って思うはず。

そもそもですが、文献を漁るメリットは、

  • 知識が増える
  • 治療の幅も増える
  • 有名な研究者の名前を覚えれる

その分野で有名な先生を覚えておけばバイザーなどから文献や教科書を見せてもらえるでしょう。

運が良ければ実際に会わせてくれるかも!?

文献を読むことでエビデンスを意識した治療を行えるようになってきます。
エビデンスを意識しすぎるのはよくありませんが、サマリー発表などではエビデンスの有無は重要になってきます。
特に新人の頃は意味のない治療をしがちなので文献を読んで知識と治療の幅を広げていきましょう!

学生時代、僕が実際に勉強したこと!

僕が勉強したこと!

僕が学生時代に勉強したことは、

  • 基礎的な勉強はもちろん
  • 文献もめっちゃ読み漁った
  • それより実技を練習しまくった

です!

基礎的な勉強はもちろん

座学系の勉強はもちろんやりました。

ただ、好き嫌いが激しかったので脳神経外科とかはあんまり勉強してないです。w

一番勉強したのは、

  • 整形外科
  • スポーツ分野
  • 解剖学

ですね。

整形外科で働くって最初から決めていたので整形外科とスポーツを中心に勉強しました。

でも僕は、

「一つの教科書でちゃんと学べてるのかな?」

って思っちゃう人だったので一時期図書館に篭って本を読み漁ってました。

そこで気づいたことは、

  • 大体同じこと書いてる
  • けどたまに重要なことが書いてる
  • たくさん読むと信頼性も高まってくる

こんな感じで、たくさん読むことで知識と信頼性が高まることに気づきました。

とはいえかなり疲れるので元気な時だけにしておきましょう!w

文献もめっちゃ読み漁った

暇さえあれば友達を誘って図書室に篭ってました。

友達を誘ったのは寂しいからではなくて、

  • 自分は膝の文献
  • A君は股関節の文献
  • B君は〇〇先生の文献

みたいな感じで分業化できるからですね。

おかげでかなりの量の文献が集まりました。

仮に1時間で一人当たり10本だとすると、

1時間で30本の文献を集めることができました。

一人で集めるには大体3時間かかる計算ですよね。

なので、文献集めは友達とやることをお勧めします。

友達から文献をもらうのも良いですが、イーブンではないですよね。
タダであげたくないって心理が働くので、一緒に集めるのが基本です。
もしくは交換してもらうか。

それより実技を練習しまくった

何よりも実技が大事です。

なぜなら、

  • PTの仕事は勉強ではない
  • 問診して評価をする
  • そして理学療法を行うことが仕事

頭でっかちになって実技がめっちゃ下手、問診の取り方が下手(もしくは取らない)なのは致命的です。

どれだけ知識があっても「へーじゃあ治してください。」って言われますし、結果が出なかったら「頭でっかちなだけじゃん」で終わりです。

なので知識と技術の両立が重要なんです。

でも、実技の練習って友達がいないとできないので複数人でやりましょう。

僕は大体文献漁ったメンバーでやってました。

その方がクレクレ君(文献ちょうだい人間)がいなくて済みますしね!

とはいえ学生だけでやっても間違って覚えてる部分もあるかもなのでたまに先生を呼ぶのもアリです。
間違ってるところはどうとか、臨床ではどうかとか有益な話を聞けるのでお勧めです!

まとめ

いかがでしたか?

実習前の勉強は何をして良いか不安ですが、できることから無理のない範囲でやっていきましょう!

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