理学療法士と柔道整復師は何が違うの?現役PTが解説【給料は同じ】

理学療法士と柔道整復師の違い理学療法士

理学療法士と柔道整復師の違いを知りたい
・それぞれの具体的な仕事内容を知りたい

・それぞれの就職先を知りたい
・どっちが稼げるかを知りたい

現役PT4年目の僕が解説します!

本記事の内容

  • 理学療法士と柔道整復師の違いがわかる
  • それぞれの具体的な仕事内容わかる
  • どっちが稼げるかわかる
かける
かける

この記事を書いている人はこんな人!                 

  • ブログ歴12ヶ月(本格始動から6ヶ月)
  • 理学療法士4年目
  • ストレスで2年目に転職を経験
  • ブラック病院からホワイトクリニックへ
  • 理学療法士の給料に納得できず副業中
  • 1ミリでもサポートできればと思いブログ創設

理学療法士と柔道整復師の違い3つ

理学療法士と柔道整復師の違い3つ
理学療法士と柔道整復師の違い3つ
  • そもそも資格が違う
  • 施術できる条件が違う
  • 開業権の有無

解説します。

そもそも資格が違う

根本的なところです。

理学療法士になるには「理学療法士」の国家資格、

柔道整復師になるには「柔道整復師」の国家資格が必要です。

それぞれ資格を取得するには養成学校に通い国家試験に合格する必要があります。

働き始めるまでの流れは、

  • 専門学校or大学に入学(3or4年制)
  • 就職活動(最終年次の9~12月くらい)
  • 卒業試験(最終年次の12月くらい)
  • 国家試験(2月下旬)

こんな感じです。

PTの学校でJTの資格は取れませんし、JTの学校でPTの資格は取れないのでしっかり確認しましょうね。

大きな大学だとそれぞれの学科があったりします。
大学だとPTの方が多い印象です。

施術できる条件が違う

少しややこしいので確認していきましょう。

PT:自ら患者を診察・診断し施術することはできない。施術を行うためには、必ず医師の指示が必要となる。

JT:業務範囲内であれば自ら患者を診察・診断し施術を行うことができる。なお、骨折・脱臼の診断および施術を行うためには医師の指示が必要となる。

進路ナビより引用

具体的に解説すると、

PTは全ての疾患の診断はできないし医師の指示のもとでしか治療できない。

JTは慢性腰痛等の診断はできるけど骨折や脱臼等の外傷については医師の指示が必要になる。

という感じでPTは完全に医師が必要なのに対して、JTは外傷以外は自分で診断・治療できます。

ってことはJTの方が優秀!?

まあ、それぞれで勉強する内容は違うのでどちらが優秀とかは無いと思ってます。

開業権の有無

ここが大きな違いかと思います。

PTには開業権がなく、JTには開業権があります。

海外では逆なんですよね。。。

PTの方が深い知識があってエビデンスに基づいた治療を行えると思うんですけどねぇ。

お偉いさん達は納得してないようです。

日本病院会の相澤孝夫会長は、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などリハビリ専門職が、医療保険によるリハビリテーションを提供するため、独立して開業するのは望ましくないとの認識で一致した。

相澤会長は、「OT・PT の独立開業は由々しき問題」と述べた。

全日本病院協会より引用

理由がわからないんですけど、わかる方いますか?

地方の病院で人手不足があるからでしょうか?

僕的には開業権はあっても良いと思うんですが。。。
開業権を解禁したところで地方の病院の人手不足が解決するわけではありませんが、地方に住んでいる高齢者達は喜ぶと思います。
病院で働いていた頃に「もっと早く来てれば。。。」なんて方たくさんいましたから、そんな患者さんを診て欲しいですよね。

それぞれの具体的な仕事内容

それぞれの具体的な仕事内容
それぞれの具体的な仕事内容
  • 書類作成
  • カルテ記入
  • 治療

解説していきますね。

書類作成

意外と面倒くさいんですよね。

たとえば、

  • 計画書
  • カルテ(紙の場合)
  • カンファレンス記録

こんな感じです。

特に計画書は毎月取るので結構めんどいです。

カンファレンス記録はカンファの内容をそのまま写すだけなのでそこまで面倒では無いかと。

意外と治療以外の業務もあったりするんですよね。

手書きなところもあればPCで打てる施設もあります。
もう手書きは疲れるからやめて。。。

カルテ記入

これは割と面倒。

いや、治療経過を整理できるので良いことなんですけど変化ない方とかは。。。

特に療養とかだときついですよね。

カルテ記入では、

  • 評価内容・結果
  • 考察
  • 治療内容・結果
  • 次回行うこと

を書くかと思います

治療家にとってはとても大事な部分ですね。
ここをたくさん書くことができるほど有能かも!?

治療

どちらも本業ですね。

でもちょっと違います。

PTだと、

  • 理学療法
  • 運動療法
  • リスク管理

をメインに行います。

JTだと、

  • マッサージ
  • ストレッチ
  • 物理療法

がメインかと思います。

整骨院で電気とかやったけどよくならなかった〜って来る患者さんは結構多いです。
あと、少し残念なのがその時の連絡書に評価内容や治療内容が書かれてないこと!
せめてどんなことしてたかは教えて欲しい!!!

それぞれの就職先

それぞれの就職先
それぞれの就職先
  • 病院やクリニック
  • 訪問看護、介護施設
  • 柔道整復師なら開業できる

病院やクリニック

PT のほとんどがここです。

なぜなら、

  • 昔お世話になった
  • 見学した
  • 実習した

からです。

新人の多くが病院で働き始め、ある程度スキルが身に付いたら転職する人もポロポロ出てくる感じです。

ほとんどは一つの病院で働き尽くすのでは。

まあ、ストレスとかで転職する方ももちろんいます。

僕も最初は病院でした。
というか同じクラスの99%が病院ですね。

訪問看護、介護施設

経験年数が高い方が多い印象です。

多分、転職してきた方がほとんどかと思います。

それか事業新規立ち上げのメンバーとか。

因みに、転職する際には割と人気が高いです。

理由は、お給料が高いからですね。

PTもJTも働けるので求められるものは同じかもです。

転職するなら訪問看護がおすすめです。
お給料が高いので。w



柔道整復師なら開業できる

1年目でも整体や整骨院で働いてみましょう。

理由は、

  • 将来のイメージがつく
  • 実践的に学べる
  • 開業の仕方を聞ける

こんな感じです。

開業する気がなくてもOKです。

僕はJTと働いてみて思いましたが、だいぶ価値観が違います。

PTは根本的に治療するのに対して、JTは対症療法みたいなことが多いです。

そこでストレスを感じる方もいるのでJTならJTと働いた方が良いかもです。

どっちが稼げるか

どっちが稼げるか
どっちが稼げるか
  • どちらも同じくらい
  • JTは開業すれば稼げるかも
  • 給料に不満なら副業か転職しよう

どちらも同じくらい

ぶっちゃけ同じくらいです。

ただし、「労働者」としてはです。

JTは開業できますから、経営者としてならJTの方が稼げるでしょう。

そのためには、

  • 経験
  • 知識
  • 治療技術
  • マーケティングスキル
  • 初期資金

が必要になります。

1年目から開業はかなり厳しいと思うので5〜10年ほど経験を積んでからが良いかと思います。

働きながら貯金しつつマーケティングを勉強するのって割とキツいです。
僕もブログやってるのでかなり勉強しましたし、初期投資のために節約を続けています。
なので、働きながら勉強するって割とキツいです。
将来を見据えてる人からするとそんなことは無いかと思いますよ。

JTは開業すれば稼げるかも

前述した通りJTは開業すれば稼げます。

ただ、勘違いしないで欲しいのは

開業=稼げる

ではないということ!

開業したけど経営が厳しいなんて施設沢山あります。

なぜそうなるかというと、

  • マーケティングが下手
  • 治療が下手
  • 接客が下手

マーケティングがうまければ新規顧客は獲得できますし、

治療が上手であれば口コミで良い噂が広まりリピーター・新規顧客を獲得できます。

勉強して実践するのが大事なんだぁ。

給料に不満なら副業か転職しよう

どうしてもお給料に不満なら自分で稼いでみましょう。

そう、副業です。

副業についてはこちらで解説しています。↓

副業は面倒くさい!というかたは思い切って転職を考えてみましょう。

今よりも良い求人はきっとあるはず!

転職に関してはこちらをご覧ください。↓

まとめ

いかがでしたか?

理学療法士と柔道整復師の違いを解説をしました。

今後の未来を見据えつつ少しづつ行動していきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました